ヒメスギラン Lycopodium chinense
(chinense=中国)
ヒメスギランからはsenepodine A, lyconesidine A,himeradine A
などの新規化合物が分離されました。
senepodine A : 世界初C22N2の骨格を有するリコポジウムアルカロイド。
下に示したように右側の骨格は既知のphlegmarane骨格と同じものであるが、
そう考えると残りのC6骨格はどこからやってきた???と考えさせられる。
そんな中、senepodine G、Hといったものも分離され、
senepodine Aの骨格は、senepodine Hとpelletierineのようなものから
生合成されているのかな?とも考察ができるようになりました。
・・・まあ、考え方は自由ですけど。実際にどうなっているかは不明です。