2025年度は、岡野栄之先生と服部信孝先生を当研究室の客員教授としてお招き致しました。
日本を代表する二人の神経科学者が加わり、益々研究が加速します。
岡野先生は前年度より継続して客員教授を務めていただきます。服部先生は本年度より客員教授を務めていただきます。
岡野 栄之 先生

ご経歴
慶應義塾大学医学部卒業後、同大学生理学教室、大阪大学蛋白質研究所を経て、米国ジョンス・ホプキンス大学医学部、東京大学医科学研究所、筑波大学、大阪大学を経て、2001年より慶應義塾大学医学部生理学教室教授、医学部長、大学院医学研究科委員長を歴任。現在、慶應義塾大学再生医療リサーチセンター センター長・教授を務めるほか、藤田医科大学、米国マサチューセッツ工科大学(MIT)で客員教授を務める。また学会活動として、日本脳科学関連学会連合代表、日本炎症・再生医学会理事長、国際幹細胞学会(ISSCR)President-Electを務め、神経科学・再生医学領域において、特に幹細胞研究の分野で国際的に先導的役割を担っており、疾患iPS細胞を用いた神経難病のメカニズム解明・創薬研究、脊髄損傷患者に対するiPS細胞を用いた脊髄再生治療など、基礎研究から臨床応用まで幅広く取り組んでいる。
主な受賞歴
紫綬褒章、上原賞、日本医師会医学賞、文部科学大臣表彰(科学技術賞)、北里賞、塚原仲晃賞、東京テクノフォーラム21ゴールドメダル賞、ISSCR Public Service Award など、国内外で多数受賞。
服部 信孝 先生

ご経歴
順天堂大学医学部卒業後、脳神経内科に入局。大学院博士課程修了後、順天堂大学医学部神経学講座教授、医学部長・大学院医学研究科長を歴任。現在、順天堂大学学長補佐、ニューロン・グリアクロストークセンター長を務めるほか、理化学研究所脳神経科学研究センター チームディレクターを兼任。神経変性疾患の分子機構解明に取り組み、特にパーキンソン病を対象として、診断や治療を志向した病態解明および創薬探索に関する研究を推進している。
主な受賞歴
学士院賞、文部科学大臣賞(科学技術賞)、日本神経学会賞、日本神経学会楢林賞、時実利彦記念賞、武田医学賞、ベルツ賞1等賞、C. David Marsden Lecture Award(MDS)、The HONORARY Membership Award(MDS)、MDS-AOS Leadership Award、NAM-HLGC Catalyst Awardなど、国内外で多数受賞。