星薬科大学  薬学教育センター 薬学教育研究部門

研究紹介

薬学教育研究部門では、教育系、薬剤系、生物系の、3つの領域の研究を行っています。

 

教育系

 薬剤師の職能を拡大し、信頼を向上させられる薬剤師の養成を目指し、学生や薬剤師を対象に様々な介入研究や調査研究を行っています。
 当部門のミッションとも繋がる 「試験成績の向上」 を主軸に、臨床現場で必要となる 「プレゼンテーション能力」 や 「情報収集能力」を 向上させるための教育法の開発や、評価法の構築などを研究しています。

 

具体的なテーマの例

・チーム基盤型学習の学習効果の検証
・モバイルe-ラーニングの学習効果の検証
・学習特性を利用した卒業試験成績の予測研究
・薬学生の学習意欲を向上させる教育方法の開発
・薬剤師の医薬品情報リテラシーを可視化する探索的研究

 

 

薬剤学(製剤学)系

 「臨床現場の困りごとを科学的に解決する!」をスローガンに、現在の医療現場における薬物治療の問題点やアンメットニーズに焦点を当て、エビデンスベース、サイエンスベースでの解決策の提案を目的とした研究を行っています。
 この系統の研究活動に携わるのは、主に薬剤師を目指す卒論生(学部生)です。臨床現場で発生した問題を解決して社会貢献することも目標の一つですが、それ以上に、将来臨床で活躍する学生さんの課題解決力(問題の構造を正確に捉え、解決策を導き、仲間と協力しながら最後までやり抜く力)を育むことも大切にしています。

 

具体的なテーマの例

・院内製剤や薬局製剤の処方改善
・治療薬物モニタリング(TDM) における非侵襲的採血手法としてのリバース・イオントフォレーシスに関する研究
・外用剤の生物学的同等性評価に用いる人工皮膚の機能評価
・経管投与や輸液投与時のライン内での配合変化や薬剤吸着の実態解明ならびに回避法の探索
・後発医薬品の利用促進を目的とした製剤特性の評価

 

生物系

 生命の発生から性分化、二次性徴、ストレスへの対抗から記憶の調節など、生体のあらゆる機能に関与しているステロイドホルモンに関する研究を行っています。

 

具体的なテーマ

・ステロイドホルモンが関与する生体調節機構の分子生物学的研究